みなさんは体重を毎日測っていますか?体重を毎日測る事で、日々の身体の変化に気付く事が出来ます。
そうして体重測定を続けていると、いきなり体重が増えているなんて事がありますよね。
「昨日よりも○○kg増えている。」
この結果を見て増えた分は落とさないといけないと思って、無理な食事制限をしたことはありませんか?
実は、これって悪循環に繋がってしまうんですよね。
こうした、急な体重増加には原因があるので、今回はその原因を東海市で活動している現役パーソナルトレーナーが解説いたします。
目次
急な体重増加の原因①むくみ
体重が増えると、「運動をしなければいけない」「食事を減らそう」と思いがちです。
確かに、去年よりも体重が増えた場合など、計測する期間が空いていて体重が増えている時は運動不足や食事量に問題があると思います。
ですが、昨日より体重が重くなっているような、急な体重増加には他の原因があります。
その原因は「むくみ」です。
むくみは、体内に水分が溜まる事により起こります。
むくみが原因で体重増加しているのにも関わらず、食事制限するのはむくみを悪化させてしまう可能性があるため良くありません。
また、むくみが原因での体重増加は個人差があります。
- 軽度の場合は1〜3kg
- 重度の人は、3kg以上増える場合がある
運動不足や食生活が原因で体重が増える場合は1日などの短期間でここまで急な体重増加は起こることがないため、むくみが原因と考えて良いでしょう。
むくみの原因と対処法
むくみの種類は2つに分けられます。
一時的なむくみと慢性的なむくみです。
一時的なむくみの場合はすぐ元の体重に戻るので、急な体重増加の時もそれほど心配しなくて良いでしょう。
心配するのは、慢性的なむくみの場合です。
こちらは、場合によっては病気の可能性もあります。
病気の場合は、適切な治療を受けなければ悪化してしまう恐れがありますが、逆に適切な治療を受ければ改善することができます。
むくみを甘く見て、安易に自己判断をすることは避けた方が良いので、少しでも身体に異変を感じたら専門医に相談する事をオススメします。
※むくみの対策についてもっと知りたい方は下記の記事もご覧ください
急な体重増加の原因②甲状腺
甲状腺という臓器は、全身の代謝を司る「甲状腺ホルモン」を分泌しています。
甲状腺に問題があると、慢性疲労や無気力そして肥満などの症状が現れる場合があります。
女性の場合は、特にこの問題が起きることが多いので注意が必要です。
甲状腺の原因と対処法
首の後ろ側の冷えやコリなどは、甲状腺の不調を表してい流ので、むくみの時と同様安易な自己判断は避けましょう。
甲状腺の問題による急な体重増加は、食生活を見直すだけでは改善できないどころか、放置していれば身体の不調に繋がってしまうので、いつもと違う状態が続くのであれば一度専門医に相談しましょう。
相談することによって、あれこれ考えてしまっていた悩みが解消されます。
急な体重増加の原因③生理
生理によって女性ホルモンのバランスが崩れてしまうと、次のような症状に陥りがちです。
- 満腹感が感じられず、食欲旺盛に
- 代謝が低下し、身体に水分や脂肪を溜め込みやすくなる
- イライラして、暴飲暴食に走りがち
などです。
このような状態は、「エストロゲン」と「プロゲステロン」というホルモンの分泌量が関係しており、この二つのホルモンがバランス良く分泌される事が理想的です。
生理中に体重が増加する原因3つ
これを細かく説明すると3つの原因が当てはまります。
①むくみ
1つ目は「むくみ」が原因です。先ほども原因の1つとして上げたものですね。
整理中は体内に水分が溜まりやすくなり、むくみに繋がります。
これは、主に水分が増えているだけなので、生理が終わったら体重は元に戻ります。
②便秘
2つ目の原因は「便秘」です。
生理期間中は女性ホルモンの影響で、腸の働きが弱くなってしまうため、便秘に繋がります。
また、体内に水分が溜まりやすくなる影響により便の水分が足りなくなり、体内から排出されるものが少なってしまうので体重増加に繋がります。
こちらも、生理中のみの一時的な体重増加です。
③体脂肪率の増加
3つ目は「体脂肪率の増加」です。
生理中は女性ホルモンの影響により、血糖値をコントロールする「インスリン」というホルモンの働きが弱くなります。このホルモンの働きが弱くなることにより、食事をした時に血糖値が急上昇します。
そして、時間が経つと急激に血糖値が下がってしまい、体内に必要な分のエネルギーはあるのにも関わらず、お腹が空いてしまいます。この時に何か食べてしまう事で、余分なカロリーを摂取してしまい体脂肪率増加に繋がります。
生理中の食欲増加の原因はこの「インスリン」というホルモンにあります。
生理による体重増加の対策
生理によるむくみや便秘は体重増加に繋がりますが、排出されれば問題ありません。
1番注意したいのは体脂肪率の増加ですので、生理中の食欲を抑える方法を紹介します。
食事をする際にはゆっくり、よく噛んで食べるように意識しましょう。満腹中枢が刺激されることにより、間食も減らす事が出来ます。
暖かい飲み物をゆっくり飲む事でも、お腹が膨れ満腹感も感じられます。
また、食べる順番も意識したいです。
炭水化物やお肉、お魚などから食べると血糖値が急上昇してしまうので、野菜などの食物繊維の多い食材から食べる事で、血糖値の急上昇を防ぎましょう。
これらの方法を実施しても、食べ過ぎてしまう日はありますよね。その場合は、一度食べてしまったからと言ってやけ食いしてしまうのではなく、翌日の食事から調節しましょう。
ご飯やパン、麺類などの炭水化物中心の食事は控え、野菜中心のメニューを意識することにより血糖値の上昇を抑えられますし、むくみ解消にも繋がりますよ。
とにかく、生理中はダイエットをすることよりも今以上に体重が増加しないように体重維持することを意識しましょう。
生理後も体重が戻らない場合
生理が終われば、むくみや便秘が解消されるので、食べ過ぎていなければ生理中に増えた体重は元に戻ります。
ですが、元に戻らない場合もあります。
それは、「食べ過ぎていて体脂肪量が増えた」「生理中のむくみ、便秘が改善されていない」場合です。
生理中のむくみ、便秘が改善されていない場合は、身体の外に排出されるべき物が排出されないので体重が増えたまま元に戻りません。
むくみや便秘が改善されないのは、「普段から塩分を摂り過ぎている」「身体を冷やしている」などの理由が考えられます。
身体は、塩分濃度が高いと比率を保つ為に身体に蓄える水分の量が増えてしまいます。
なので、塩分の摂取が多いと、水分の排出量が減ってしまい、むくみに繋がってしまいます。
また、身体を冷やしていると腸の働きが弱くなってしまいます。
腸の働きが弱いままだと、生理中の状態と変わらないため、便秘が改善されずにそのままになってしまいます。
この2つを改善するには、普段の生活から気を付けなければなりません。
むくみに関しては、塩分少ない食事にする。
便秘に対しては、日頃から暖かい服装をする、冷たい飲み物を避けるなどの対策があります。
生理が終わっても体重が元に戻らない人は、いつもの生活を見直してみて下さい。
急な体重増加だけでなく体重減少にも注意を!
急な体重減少も気をつける必要があります。
「体重が減ると嬉しい!」
と、ダイエット中の方はそう感じると思いますが、急な体重減少はとても危険な事です。
場合によっては、摂食障害の可能性もあります。
摂食障害は大きく分けて、「拒食」と「過食」に分けられます。
拒食症は食べないもしくは食べたいけど食べられない状態の事です。
過食症は明らかに多い食事量を一度に食べてしまい、食後に食べてしまった罪悪感で自ら嘔吐してしまうのが特徴です。
この二つで、体重は減少しますが、明らかに健康的な痩せ方ではありません。
一度摂食障害になると、簡単には改善する事が出来ないので、専門医による適切な治療を長期間受ける事で改善していくことになります。
ダイエット中の方にとって、体重が減る事は確かに嬉しい事ですが、急な体重減少は危険な場合もあります。
急な体重増加と同様、自分一人で解決せずに専門医に相談する事をオススメします。
まとめ
今回は、急な体重増加の原因について紹介させて頂きました。
徐々に体重が増えるのは、脂肪の蓄積がほとんどですが、急な体重増加は何かしらの病気の場合もあります。
また、急な体重減少も何かしらの病気の可能性があります。
身体の状態がいつもと違うと感じたら、一度病院に行ってみましょう。
体調を崩してしまうのは良くありません。ダイエットを成功させるためには、まず健康的な身体にすることが大切です。
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