ダイエットをしている人の中に「ダイエットを頑張っても痩せない」「疲ればかり蓄積する」などの症状で悩んでいる人もいます。
その原因は、ダイエットの仕方ではなく、自律神経が乱れているからかもしれません。
そこで、今回は「自律神経とダイエットの関係性」をパーソナルジムで指導をしている現役トレーナーが詳しく解説してきます。
目次
自律神経とは
自律神経とは、無意識のうちに体の機能を24時間コントロールしている神経のことです。
例としては、食べたモノの消化や体温調節、呼吸などが挙げられます。
そんな自律神経には、「昼」と「夜」の2種類の神経があります。
昼に活発な交感神経
交感神経とは、緊張やストレスを感じているときに活発になる神経のことです。
また、交感神経の作用が強くはたらくと、血圧が上がり瞳孔が拡大します。
そして、心と体が興奮状態になります。
この交感神経が働くことで、活発な行動ができます。
夜に活発な副交感神経
副交感神経とは、リラックスしているときなどに活発になる神経のことです。
眠っているときがいちばんのピークですが、入浴中にもはたらきます。
また、副交感神経の作用が強くはたらくと血圧が下がって心拍数が減少します。
そして、瞳孔が収縮して休息モードに入ります。
このときに、血管を広げて代謝を促してくれ、疲労を回復してくれるのです。
以上が、自律神経の説明でした。
交感神経と副交感神経の2つがバランスよく作用することで、日中は動くことができ、夜の睡眠で疲労を回復してくれます。
しかし、過度なストレスを感じてしまうと交感神経が優位になってしまいます。
そのせいで、体調不良や体重の増加が起こってしまうのです。
自律神経とダイエットの関係性
ダイエットと聞くと、筋トレや食事制限に目がいきがちです。
しかし、自律神経の安定こそいちばん効果的に痩せられるダイエット方法なのです。
自律神経とダイエットの関係性は以下の2つです。
食べ過ぎを予防してくれる
自律神経のバランスが悪くなると、食べ過ぎや代謝の低下によって脂肪が燃焼されにくくなります。
そのため、自律神経を整えることが大切なのです。
自律神経は「満腹のときの食欲を抑える」「脂肪燃焼を促す」働きがあります。
この効果を利用することで、痩せやすい体を内側から作ることができます。
肥満になりにくい
交感神経には、副腎からアドレナリンを分泌させて体を活性化させる働きがあります。
このアドレナリンが脂肪を燃焼してくれるので、脂肪が溜めにくくなります。
一般的に肥満は、男性が20%。
女性が25%よりも多い場合に肥満と判断されます。
筋トレやダイエットをしても、この数値が減らない人は生活習慣から見直すことがオススメです。
以上が、自律神経とダイエットの関係性でした。
「食べ過ぎていないのに太る」「食事制限をしても痩せない」という方は、自律神経の乱れが原因かもしれません。
自律神経を整える方法
自律神経を整えることで、体調の管理やダイエットサポートが期待できます。
ここからは、簡単に実践できる自律神経の整え方、食べ物を解説していきます。
アロマを嗅ぐ
自分の好きな匂いを嗅ぐと、副交感神経が強くはたらきます。
また、気軽に始めることができるので毎晩のルーティンにすることが可能です。
さらに、アロマの香りによっても効果が違っていきます。
例えば
・ローズ:リラックス効果
・グレープフルーツ:リフレッシュ効果
・ヒノキ:副交感神経をより活性化させる
このような効果が挙げられます。
自分に合った香りを選ぶことで、気分も上がり楽しく生活習慣を見直すことができます。
朝日・朝食に気を遣う
朝日を浴びることで、体内時計をリセットすることができます。
もともと人間の体内時計は、24時間よりも長いため意識的に体内時計をリセットすることが大切です。
また、朝食に気を使うことで腸内環境の改善をすることができます。
体の不要なものを自然と出すことで、体の内側から体調管理ができます。
トリプトファンが含まれる食品を選ぶ
トリプトファンとは、自律神経を整えてくれる脳内の神経伝達物質です。
このトリプトファンを多く含む食材として、乳製品と肉・魚・大豆製品などが挙げられます。。
意識的に摂取することで、食事から自律神経を整えることができます。
ビタミンB6が含まれている食材
ビタミンB6は、セロトニンの材料となります。
セロトニンとは、精神の安定や安心感、脳の回転をよくしてくれる脳内物質です。
ビタミンB6を摂取できる食材は、納豆やレバー、鶏肉などが挙げられます。
ダイエットをしている方でも、低カロリーな食材で自律神経を安定させることができます。
カルシウムを摂取する
カルシウムには、ストレス耐性を高める効果が期待できます。
よくイライラしている人に「カルシウム足りてないんじゃないの?」というのは、上記の理由からきています。
カルシウムを摂取できる食材は、代表的な牛乳やチーズ、納豆などの大豆製品、海藻に含まれています。
カロリーが高い食材も含まれているので、厳選して選ぶことが大切です。
以上が、簡単に自律神経を整え方と食材でした。
食生活を改善していき、ストレスを溜めずに痩せやすい体を作ることが大切です。
まとめ
今回は「自律神経とダイエットの関係性」について解説しました。
ダイエットをイメージすると、どうしても「筋トレの仕方」「食事制限の仕方」を中心に調べてしまいます。
「頑張っているのに痩せない」「ダイエットしたら疲れがぬけにくくなった」という方は、ぜひこの記事を読んで生活習慣を見直し、自律神経を整えてみてください。
自律神経を整えてもダイエットが上手くいかない人は、食事管理やトレーニングの方法が間違っているのかもしれません。
一度パーソナルトレーニングジムなどでプロのトレーナーに指導をしてもらうのも良いと思います。
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